ほのぼのおおのみ夏祭りが、今年はnotほのぼのだった件

中土佐LOVER

ほのぼのおおのみ夏祭りが、今年はnotほのぼのだった件

中土佐町の人々・暮らし

中土佐町大野見の夏祭り「ほのぼのおおのみ夏祭り」
実は台風やコロナなどの影響で、なんと5年振りの開催。
私は今年初めて参加することに。地域のみなさんが大切に作り上げてきたお祭りということで、地元リスペクト!地域のルール?掟?とかあるかもと思い、事前に大野見の七面鳥王子にリサーチ。
王子いわく「地元感のある“ゆる~いお祭り”なので、みんな自由ですよ~」というほんわかした返事が。
ですよねー、なんせ「ほのぼの夏祭り」ですからね・・・とのほほんとレッツラゴー。

しかし会場の大野見小学校の近くに着くと、スタッフさんが「もう近くの駐車場は満車なので少し離れた場所にお願いします~」と誘導してくれました。えっ!まさかもうそんなに人が?「今年は5年ぶりのせいか、すごい人が来てます」とのこと。

会場に着くと、ちょっとちょっと~まだ暗くなる前からすごい人なんですけど~!!「地元の方たちが50人くらいでほのぼの集まってるお祭り」を想像してたのに、これ大野見の人口より多くない?※個人の感想です。

お店もけっこう出てるし・・・と思ったら場内アナウンスが。「ただいま生ビールが品切れになっております~」えっ!!まだ開始1時間半なんですけど~。ここで初めて「大野見」の由来が「大呑み」だと知る。※諸説あります。
しばらくすると「ビールの追加が来ました~」とアナウンス。わらわらと買いに走る人々。笑
やっぱり生ビールには大野見名物・七面鳥の串焼き!ということで、七面鳥王子のお店も大行列!!

肉を焼きまくる王子。「ゆる~いお祭り」と言った本人が一番ゆるくなかったことに気づいてるハズ。

ふとステージを見ると、なんとトラックの荷台がそのままステージやんけ!!ウケる!!(ここで初“ほのぼの”発見して安堵。)その上で熱唱する「バンドやってまーす系」の人。←歌上手い。

そして大野見といえばスティールパンバンド「Oh!No!!Me!!!」の演奏。真夏の屋外イベントで聴くカリブの音色は最高!!盛り上がってきたぜよ~!

さらに待ってましたの「なかとさもん」のよさこい演舞。本家よさこい祭りを高知市までは、なかなか観に行けなかったりするけど、地元で観れるのは嬉しい。しかも近い!

よさこい祭りを終えたばかりなのでお疲れかと思いきや、「今日が本番」とばかりにキレッキレで踊る、踊る!

大きな旗を振りながら会場をねり歩くパフォーマンスで祭りは最高潮に!!めっちゃカッコイイ!!
最後は正調よさこい踊りを、中土佐町長をはじめお客さんも一緒になって踊ります。
なんかいい!!この一体感!!感動!!熱いぜ大野見!!

そしてお楽しみ抽選会もあり、大野見米やどぶろくなど大野見の名産が大盤振る舞いで当たる、当たる。

クライマックスは名物の花火大会。
噂では「どこから観ても特等席」「とにかく大きくて近い!」とのこと。なんせ打ち上げ場所が隣の大野見中学校。そりゃ近いよね。
せっかくなので露店と一緒に撮影できるようにカメラをセッティング。しかし!花火の大きさと高さを私甘くみておりました。なんとほとんどが頭の真上で開く大迫力!

全然フレームに入らんぜよ!たまに先の方だけが入るという。泣

お情けで上がったような小っちゃいのがやっと撮れました。笑
感動しながらショックというふたつの感情を一度に味わえた貴重なひと夏の体験。
花火は現場で観るのが一番やね~と、自分に言い聞かす。

いやーなんかすごかったな「ほのぼのおおのみ夏祭り」。“ほのぼの”というよりは大野見のみなさんの地元愛溢れるとっても熱~いお祭りでした。ありがとうございました。
来年は記念すべき第50回。今から楽しみ!!

text:大呑 舞衣