中土佐町の
防災ツーリズム
Disaster Preparedness Tourism
中土佐町とは
面積 193.21㎢
人口 5,703人
(2025.6.30 現在)
平成18年1月1日、海の町「中土佐町」と山の村「大野見村」が合併し、新中土佐町が誕生しました。沿岸部の旧中土佐地区は、カツオの一本釣りを中心とした漁業が盛んな町で、昔ながらの漁師町の風情が残る「久礼大正町市場」をはじめとした観光スポットに毎年多くの観光客が訪れます。山間部の旧大野見地区は、四万十川の上流域に位置しており、清流が育む米やショウガ、ヒノキなどの林業が盛んです。希少な国産七面鳥の生産にも取り組んでいます。
中土佐町の地震・津波 想 定 被 害
地震
最悪の場合、町内のほぼ全域において2~3分の間、震度6強~7の強い揺れが起こると想定。
津波
津波浸水は、沿岸部の早い場所では地震発生から約10分、市街地では20分前後となることが予想されています。(最大津波高は海抜14~15m)
Dealing with disasters
災害と向き合う
中土佐町は土佐湾に面し、海の恵みを受けて発展してきました。
避けることのできない津波などの自然災害を軽減させるため、あらゆる手段を講じ、防災という概念を日常生活にしっかり取り入れる必要があります。そのため、中土佐町では行政・地域・住民が一体となって地震・津波対策に取り組み、災害に強い町を目指しています。
ツアーガイド
東日本大震災で被災した地域の元ガイドと 一緒に防災を考える
なかとさ観光協会
地域おこし協力隊
石山 佳那
現在は、なかとさ観光協会で勤務していますが、2025年3月まで福島県浪江町でスタディツアーのガイドを勤めていました。福島県は世界でも前例がない、複合災害(地震・津波・原子力災害・風評被害)を経験した地域です。東日本大震災と原子力災害が福島にもたらした爪痕と、そこから力強く進む復興の現状を多くの方々にご案内してきました。
一方で、中土佐町は近い将来に南海トラフ地震により大きな津波が予想されている地域です。町内人口の約80%が浸水予想地域内に居住しており、命を守るための施設として避難タワーや避難道、避難場所及び備蓄倉庫の整備が進みました。
福島で学んだ教訓、被災した方々から聞いた情報などを活かして中土佐町でのご案内をいたします。いつ・どこで・何をしているときに災害が起きるかは誰にも分かりません。自分は大丈夫だろうと思わずに、情報を持ち帰って自分の地域に置き換えて考え、自分の命は自分で守っていきましょう。
プログラム例として、津波避難タワー見学や東日本大震災の講話がありますので、詳細は防災・観光プログラムをご覧ください。
防災施設紹介
Facility
第1号 津波避難タワー
愛称
純平タワー
2016年度グッドデザイン賞受賞
津波到達時間/21分
収容人数/400人
2階の高さ/海抜16.7m
3階の高さ/海抜20.0m
第2号 津波避難タワー
愛称
八千代タワー
津波到達時間/15分
収容人数/400人
2階の高さ/海抜16.7m
3階の高さ/海抜20.0m
写真:なかとさ防災フォトコンテスト受賞作品
防災・観光プログラム
Program
受入時間
9:00 - 15:00
※視察中の事故・ケガ並びに衣服や携行品等の損壊・汚損等については、
当方に責任がある場合を除き、責任を負いかねます。
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津波避難タワー見学
第1号津波避難タワーをご案内します。
- 時間:40分
- 料金:800円/人(資料代込)
- 受入人数:6〜50人
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役場周辺施設見学
役場庁舎を中心とした施設をご案内します。
- 時間:20分
- 料金:500円/人
- 受入人数:6〜50人
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防災座学研修
中土佐町の防災事業等についてご説明します。
- 時間:60分
- 1,000円/人(土・日・祝日は会場使用料が発生する場合があります)
- 受入人数:6〜50人
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福島県出身の元被災地ガイドが語る『東日本大震災』
東日本大震災・その後の復興・防災や減災等についてご説明します。
- 時間:60分
- 1,000円/人(会場使用料が発生する場合があります)
- 受入人数:人数制限なし
※出張講話・オンラインも対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください
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ワークショップ
防災・減災について考えるプログラムです。
- 時間:60分
- 1,000円/人(会場使用料が発生する場合があります)
- 受入人数:4人以上
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まち歩きガイドツアー
ふるさと海岸から久礼大正町市場周辺をご案内します。
- 時間:30分
- 500円/人(資料代込)
- 受入人数:6〜20人
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オーダーメイドまち歩きツアー
あなただけのオリジナルツアーをご提案します。
- 時間:要相談
- 10,000円/時間
- 受入人数:4人以上
その他
- ・人数が多い場合は2回に分けるなど対応しますので、ご相談ください。
- ・受入人数を下回った場合は、最低人数分の料金をいただきます。
- ・小・中・高生半額(講話、オーダーメイドまち歩きツアーを除く)
お申し込み・お問い合わせは なかとさ観光協会まで
Contact
防災・観光プログラムへのお申し込みやお問い合わせの際は、
なかとさ観光協会webサイトのお問い合わせフォームより
『津波避難タワー視察について』のチェックを入れてご連絡ください。

